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フェイスブック 不屈の未来戦略

フェイスブック 不屈の未来戦略 (T's BUSINESS DESIGN)

★★★★

フェイスブックの経営について書かれた本はあまたありますが、この本を際立たせているのは著者が経営幹部としてフェイスブックで長く働いた経験を持っていることです。ザッカーバーグやサンドバーグを始めフェイスブックを率いるリーダーたちを近くから見ていただけあって、フェイスブックのここまでの歩みについて迫真の描写が随所に展開されています。

世界の時価総額ランキングは、米国のテック企業が独占しています。その中でも本書で取り上げられているフェイスブックに、アップル、グーグル、マイクロソフト、アマゾンの5社は、事業規模でも技術的な先進度でも、さらには創業者のカリスマ性でも傑出していて、FAMGAと総称されています。

ただ、フェイスブックがこのように米国を代表するテック企業に登り詰めるまでには多くの紆余曲折がありました。今ではフェイスブックユーザに当たり前となっているニュースフィードも導入当初は強い反発にあいましたし、創業当初には今やほぼ姿を消してしまったマイスペースが先行していました。

上場直後にもモバイルシフトへの懸念が拡大して株価は半値以下にまで下がりましたし、ツイッターやスナップチャットという新興のSNSにとってかわられるという観測も定期的に浮上しました。しかし、ザッカーバーグを始めフェイスブックのリーダーたちはこれらの危機を見事に切り抜け、ワッツアップやインスタグラムという潜在競合も自社に取り込んでさらに成長させ、今や世界のデジタル広告市場をグーグルと2分するまでになっています。

本書ではなぜこのような成長をフェイスブックが成し遂げられたのか、当時の社内の声を多数引用しながら鮮やかに描かれ、まるで社内で自分が同じ成長を共有したかのようによく理解できます。フェイスブックを始め米国のテック企業に関心のある人はもちろん、業種を問わず起業や経営に興味がある人には必読の超オススメ本です。

 

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