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サピエンス全史

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

★★★★

人類が種として確立してから現代にいたるまでの250万年の歩みを縦横無尽に語った壮大なスケールの作品で、世界中のリーダーから大絶賛されたことでベストセラーとなっています。

移動の連続で中々こうした大著を読み切るタイミングがなかったのですが、日本に年末年始に滞在した時を活かして読み切りました。各界で絶賛されていたことで期待値は相当に高かったのですが、その期待にたがわない示唆に富んだ内容でした。

様々な旧人類の中からホモサピエンスが生き残ったのはイメージを共有する能力であった、人類の数を大幅に増やすことを可能にした農業革命は個々人の生活レベルを実は大幅に引き下げる負の側面もあったなど、驚愕の事実が次々と豊富なデータや事例をもとに語られていて、読んでいてさらに調べたくなる事象が沢山見つかる知的刺激に満ちた作品です。

前半は人類のこれまでの長い歩みについて、後半は現代社会を語る上で欠かせない科学や経済について記述が割かれています。本書の最終章は「神になった動物」ですが、欧米では本書の続編である「ホモデウス」が発売されて、こちらも大きな話題となっています。

ホモサピエンスが種として生き残る原動力となったイメージを共有する力と、AIや遺伝子操作といった最新のテクノロジーが組み合わさった時に、人類はどのような存在となるのかというこちらも途轍もないスケールの作品のようですから、今年9月の日本語版の発売を楽しみに待っています。

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