ホーム > ★★★★ > UPSTARTS

UPSTARTS

UPSTARTS UberとAirbnbはケタ違いの成功をこう手に入れた

★★★★

今や関連するニュースを見ない日はないほどに世界中で話題を席巻しているシェアリングエコノミーの雄、配車サービスのウーバーと、民泊サービスのエアビーアンドビー(以下エアビー)の創業期からの歩みがまとめられた好著です。両社ともに創業から10年もたたないうちに、ウーバーが企業価値約600億ドル(約6.4兆円)、エアビーが同約300億ドル(約3.2兆円)と、未上場企業の中でグローバルトップ10に入る急成長を遂げています。

ただ、その歩みは紆余曲折の極みでした。どちらも、タクシーとホテル業界という歴史が非常に古く、さらに政治的な影響力の強い既得権益ホルダーと正面から利害がぶつかるために、進出する度に各都市で大きな軋轢を生んできました。いくつかの国や都市では両サービスを全面的に禁じる法規制が新たに制定され、またそこまで規制が強化されなくとも歯止めをかける議論は依然活発に行われています。

しかしながら、いくら規制を強化しようとも、この両サービスを日常的に使っている立場からすると、テクノロジーの発展はとめられず、シェアリングエコノミー拡大の流れは止められないと確信しています。そのことを示すかのように、直近ではオフィスのシェアリングサービスであるウィワークが、この両社を企業価値で抜き去る勢いで成長しています。

本書を読んで感じたことは、アメリカというシステムの途轍もない強さです。規制側も何とか新たなチャンスを活かして稼ぐにはという意識に満ちていて、実際に規制当局から両社に転身して活躍している人物が何人も出てきます。立場が異なる様々な役者が入れ替わりながら、ビジネスの成長という1点で合致して猛烈な勢いで前に進んでいくアメリカの凄みが存分に味わえます。

ホーム > ★★★★ > UPSTARTS

ページの上部に戻る