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2022年の次世代自動車産業

2022年の次世代自動車産業 異業種戦争の攻防と日本の活路 (PHPビジネス新書)

レベル3 ★★★

自動運転を軸とした次世代の自動車の取り組みについて、日米欧中の既存の自動車メーカーと、米中を中心としたテック企業の新規参入の両面からよくまとまっています。通常の書籍であれば、既存の自動車メーカーかテック企業かのどちらかの視点から、他方への優越性について論じられることが多いですが、両者の取り組みがそれぞれの有利・不利両面バランスよくまとめられているので、表題にあるように近未来の自動車産業の趨勢について予測をするうえでよい手がかりとなります。

個人的には自動運転とシェアリングエコノミーは、現在の個人への販売を前提とした自動車ビジネスを根底からひっくり返すターニングポイントとなって、グーグル子会社のウェイモを筆頭とした新規参入プレーヤーが覇権を握る可能性が高いと見ていますが、本書を読んでGMやトヨタなどの既存プレーヤーの危機意識も相当に高いことを認識しました。

自動車産業は日本経済の外貨獲得手段として突出しており、もしここが電機産業と同じく米中のメガテック企業に崩されると壊滅的な影響があります。自分がかかわっている業種を問わず、日本経済全体の趨勢を決める自動車産業の将来について考えたい人にとってはその手掛かりとなる書籍です。

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